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塾内を見渡せば、胆力の座った大将系ヤング、ゴーイングマイウェイの自在系ヤング、1年中Tシャツで過ごす南国系ヤング、陰で皆を支える黒子系ヤング、全身バネの体育会系ヤング、情報収集・拡散能力の高い小ネタ系ヤング、目的へ向かって一路邁進するSL系ヤング、卒塾まで時間をかける道草系ヤング……と、今も昔も多士済々、十人十色です。3年前に初めて女子が加わり、入塾者数も膨らんだので、掛け算効果もあって何倍もの刺激が生まれ、新しい風が吹き込んでいます。

武者小路実篤は数多くの名言・名句を残しています。玉ねぎとジャガイモを二つ並べた絵のそばに、 “君は君　我は我也　されど仲よき” と添え書きされた色紙を画材屋さんの掛軸で見かけました。 それぞれが、自分だけの羅針盤を持ち、違うことをして楽しむのはとても良いことです。しかし、そうであっても、お互いの良いところ、似たところを見つけて、駄目だよねと思う部分は愛おしく笑い飛ばして、一緒に楽しむこともまた大切です。寛容な精神が欠落しがちな今の世相は残念に思いますが、久敬社塾には代々寛容性を育てる素晴らしい土壌がありますから、ね。

新年度になって早一ヶ月が経過しました。新社会人として旅立った先輩たちは元気でしょうか。カボチャ、玉ねぎ、ジャガイモ、ブロッコリー、パプリカ、スナップエンドウ……それぞれの顔をした後輩たちは、環境と気温の急激な変化をものともせずキラキラと躍動しています。安心してください。多忙でしょうが、ぜひ時間をつくり百合ヶ丘まで顔を見に/見せに来てくださいな。待っちょるばい。

5月の献立表はコチラです。彩り豊かなメニューを見ているだけでワクワクして、明日の食事、明後日……の食事が待ち遠しくなりますね。