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「君たちがいて僕がいる！」

～吉本新喜劇の大御所俳優チャーリー浜さん(2021年春逝去)が劇中で発していたギャグの一つです。名言だと思います。
他にも、「ごめんくさい」、「あのさ、僕さ、どっこいさ」などたくさんのギャグで親しまれ、「〇〇じゃ、あ～りませんか！」は1991年に流行語大賞をとりました。

Z世代の天使

しばらく前に、20代半ばのいわゆるZ世代の若者と食事をした時の話です。食前食後の彼の心のこもった「いただきまーす」と「ごちそうさまでした」の言葉と手の合わせ方にガツンと目を覚まされました。 店を出て「すごいね、いつもああなの？」と聞いたら、彼は歩きながらこう答えました。 「食材の殆どは食べられるために生を受け、育てられ、採取・収穫され調理される運命にあります。だから否応なく私達に命を投げ出してくれる食材に50%。何不自由なく食べられるこの恵まれた環境に25%。残りの25%は料理を作ってくれた人に。短い言葉のうちに瞬時に謝意を切り取って伝えているつもりです」と。
彼は自分だけで生きているわけではない、魚や野菜、環境や周りの人たちなどのおかげで、つつがなく、何気なく日々の暮らしを送ることができていることに深い有難みを感じています。つい自分だけでやっていると思いがちなことも、実はたくさんの人の手を介してこそ成り立っていることを身に染みて分かっている、大した若者です。その日の午後は天使に出会ったような、清々しい気持ちで過ごすことができました。

たくさんの献身的な人のお陰で私たちも無事に1日を送ることができています。平和な毎日が続くほど幸せなことを当たり前と感じています。その一方で、私たちも知らない誰かの平和な1日や毎日を作る手伝いも無意識のうちにしているはずです。 大学での生活や久敬社での暮らしもそうなのだと思います。

朝起きて、ご飯を食べて学校に行き、1日を終える。「あ～あ、今日は特別いいことがなかった」とか思いがちですが、学校やアルバイトに行けたこと、お喋りしたり遊ぶ相手がいたこと、そういう場所があり、眠る場所まであることは、実はとても幸せなことで、周囲に対しても幸せを与えているのです。

「君たちがいて僕がいる！」
「素敵な言葉じゃあ～りませんか！」、「素敵な毎日じゃあ～りませんか！」

 

さて、2022年8月献立表はコチラです。
スペシャルメニューは26日(金)、「◎トマトとツナの冷製パスタ」、「◎夏野菜ソースのグリルチキン」、「◎ほたてクリーミーコロッケ」、「◎コンソメスープ」の予定です。 夏らしい豊かな彩りが浮かんできますね。

食事の前には感謝の気持ちをいっぱいにたたえて「いただきまーす」、食後にはしっかり「ごちそうさまー」をしましょうね。 

※冒頭のチャーリー浜さんの写真：©️YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.