お知らせ
2021年08月30日
やり過ごせば必ず次の波がやってくる 9月の献立表です
写真(唐津市在住Fさん撮影)は、フランスの画家クロード・モネも愛した睡蓮の花です。ピンク色の睡蓮の花言葉は「信頼」。日本の棚田百選や恋人の聖地として認定され、美しい棚田と夕陽で知られる玄海町浜野浦近くの休耕田に咲いています。酷暑の中を咲き誇ってきた花も、9月に入るとその数を徐々に減らして夏の終わりを告げます。
厳しい暑さは止まなくとも、ちょっとだけ陽の光が弱々しく、柔らかくなる夏の終わりには、今日は何も食べたくない、どうしても食べる気が起きない、そういう日があります。大好きなものを前にしても、これならどう?と自分に問いかけてみても、ちっとも食欲が湧かない、何もする気が起きない。べつだん体の具合は悪くないのに、だるくて、苦しくて、気分までいっしょに沈んでいることがあります。
そんな状態になったときは、誰かに声をかけていっしょにとにかく食卓についてみましょう。もちろん今は,默食と距離をおいて座るのが必須ですが,共に食べる美味しさはその分深く、ありがたく感じるでしょう。そんな気さえ起きないときは、気落ちせず、無理をせず、決して逆らわない。じっとして、どうにかやり過ごす。そうすれば、きっと次の波がやってきます。空気も気持ちもぱっと明るくなって、思い切り食べたくなる日が必ず来ます。
時間になったら、いの一番に食堂に向かって駆けていく、その足音に耳を澄まして仲間たちが自室の内側で「よかったぁ」ってほくそ笑んでいる日が必ずやって来ます。