お知らせ
2021年03月01日
春が来たら またここで会おう。3月の献立表です
春眠暁を覚えず。この季節は朝寝坊も楽しみのひとつです。
しかしながら，早起きは三文の得。布団の中でゆっくりしていたい気持ちを抑え込み，もそもそと起き出して遠くの空を眺めやるのもいいものです。ほのぼのと夜が明けはじめる頃，たちまちに色や表情を変えていく山稜や空の様子がとても素敵です。
さて，現塾監の山崎は寮生時代，談話室でよくアコースティックギターをかき鳴らしながら，歌をうたっていました。時には，肩まで伸びた長い髪を激しく揺らして。
その中の一曲が，風の「あいつ」です。名曲「22才の別れ」や「なごり雪」と同じく，伊勢正三さんが作詞作曲を手がけた作品です。今の季節にぴったりの，愛にあふれた，切なく，胸が熱くなる詩とメロディでした。機会をみつけて，山崎のギターと歌声を寮生にもぜひ聴かせてあげたいですね。
そこかしこに春を告げる草花が蕾を開き，野鳥が木々の間を飛び交うようになりました。
門出の春は近いです。共に過ごす時間は夢のように過ぎて行きます。季節がめぐって春になったらまたみんなで会いましょう，「あいつ」のように。でも，春とは限りませんからね，いつでもどこでも。
3/7はいよいよ卒寮式です。
♦♫♦･*:..｡♦♫♦*ﾟ¨ﾟﾟ･*:..｡♦
「あいつ」 歌：風 作詞・作曲：伊勢正三
雪の中 一人の男が 山に帰っていった
ただそれだけの話じゃないか あわただしい季節の中で
花束投げた あの娘の言葉が こだまして帰ってくるけど
雪どけ水の音に消されて また静けさがおとずれる
だからもう忘れちまえよ あんなやつのことは
こんなかわいい人を残して 一人でゆくなんて
あいつがたとえ 想い出ひとつ 何も残さなかったのは
あいつにすれば せいいっぱいの 愛だったんだね
春が来たら 去年と同じように また山で迎えよう
それまでにきっと あいつの得意だった
歌をおぼえているから
♦♫♦･*:..｡♦♫♦*ﾟ¨ﾟﾟ･*:..｡♦
春はあけぼの。
3月の献立表（第2週まで）はこちらです。